
★★★★★ ドラマとしての品格の欠如
このドラマが好きかと問われば嫌いと答えざるを得ない。 それは何故か? このドラマには作り手側の品性品格というものが欠落しているように思えてならない。 節度と言い換えてもいい。 野島作品すべてに共通して言えるのだが常にスキャンダラスな題材で視聴者の低俗な感興を刺激しテーマとして意味深く見せているだけなのではないか。 つまりこの作品を作るべきかどうか製作者の間でしっかりと推敲がなされたのかどうか。今となっては甚だ疑問に思えてならない。 要するにイジメとは単なる視聴率稼ぎの恰好の道具に過ぎなかったのではないか。 疑問は未だ払拭しきれないのも事実。
★★★★★ 視点
リアルタイムでみていたのは誠くんに近い年だった。
今は森田先生に近い年。
年をかさねて改めてみたときに感じること。
それぞれの「すれちがい」
誠の周囲に発するそのときどきのSOSのサイン。
いじめの兆候を、そのSOSを見つけるのが教師の才能だと新見先生がいってたけれど気づかせないようにしてたのはそういった本人。
「ぼくは、わからない」
「ぼくは、なにもしてない」
「教えてほしいのはぼくのほうです」
誠を重ねて見るとつらい。
誠の保護者としてみるのもまたつらい。
どうしたら彼を救えたかな?今も考えてます。
もちろんこれはドラマだけれど現実におきてる、ここまで陰湿ではなくてもSOSを出してる人がいたら・・・
私なら相手にどうせっする?
なにげない、流してしまいがちな言葉をどう受け止められる?
言葉になれない表情、態度、仕草、どんなふうに感じてあげられる?
年数たって今見返したときのほうがリアルタイムで見ていたときよりもずっと深く、表面の「いじめ」以外にも裏を見れてる、リアルさを感じることができます。
大人社会がすべてこうだとはいわないけれど、立場とか、権力、事なかれ主義・・・・・
評価は5プラスです。
★★★★★ 名作
泣けるわ、このドラマはさ。特に第5話の誠が家出して、親父と母親の墓の前で抱き合う
シーンは涙ちょちょ切れになるよ、ほんと。
野島伸司作品らしいセンセーショナルな内容で放送当時は、もの凄い反響があったが
今みかえしてみても衝撃は全然色褪せないね。とにかく登場人物の多種さに驚く訳だが
これも現代社会の抱える闇をあわらしてるだけであって、みんな仮面をかぶって、どう
にか生きてるわけだということがよくわかる。そしてほんの些細な弱みで何かが狂っていく・・・。
最後まで救われないかな、と思わせといての最終回がまた泣けるよ、うん。
★★★★★ 救いようの無い展開からわずかな希望を見出すドラマ
このドラマは近年のドラマには無い、どうしようもないくらい残酷で救いの無い展開がひたすら続く。妥協が無いからこそ見ている側はとことん痛く、とことん嫌悪感を抱き、とことんいじめについて考える。
このドラマは古く、一部現代のイジメの形とは違うかもしれないが、いじめのしくみ、いじめられている者が求めるもの、自殺した後に残された者に続くそれぞれの感情が分かり易く描かれているところが素晴らしい。
個人的にはいじめている側よりも、いじめられている人に見てもらいたい。自殺したところでこのドラマのように追い込んだ側は自分の保身だけにしか興味がなく、本当の意味での改心などしないのだから。でも、絶対に裏切らない大切な存在にも気づかせてくれる。
★★★★★ 今じゃ放送できないドラマ
中学校内でのいじめとその少年の自殺。さらに父親の復讐を描いた過激なドラマです。とにかく陰湿で悪質ないじめ。教師までもがいじめにかかわる始末。それに気づかない担任の先生や親たち。
最初のほうは見ていてかなりフラストレーションがたまると思います。後半から父親がいじめていた奴らに復讐するため動き出します。いじめグループも徐々に追い詰められややフラストレーションは解消されますが、でも、結局いじめを反省した奴っていじめグループの中のたった一人だけ。それ以外は何とも思っていないのかもしれません。ラストシーンはよかったと思うけど少々もやもやが残ると思います。でも、それが今の現実なんだということを野島伸二は言いたかったのかもしれません。
いじめの内容は相当過激す。うさぎの死骸を机の中に入れたり、体育館で集団でパンツを脱がされたり。今では絶対放送できないドラマですが、苦情が殺到することを覚悟で放送してほしいです。こんな時代だからこそ放送すべきな気がします。
