
★★★★★ 彼女こそ本当のアイドル☆
彼女を初めて見たのは、私がまだ小学生だった頃。大きな瞳に長い髪、可愛いドレスを折れそうな華奢なからだにまとった麻丘めぐみは、少女漫画に登場するおとぎの国のお姫様のようで、当時の私にとって、まさにアイドル(偶像)でした。今ではあり得ないようなアイドル然とした姿だったからこそ、当時の麻丘めぐみは永遠に色褪せないのでしょう。そんな彼女の歌声は、これまた甘ったるくて頼りなく、歌詞も絵に描いたようなハッピーエンド。どこまでもお姫様路線のように思えましたが、♪白い部屋♪あたりから、必ずしもハッピーエンドではない切なく悲しい歌が増えてゆきます。幼かった私は、彼女の初期の♪森を駈ける恋人たち♪が好きでしたが、大人になった今は♪悲しみのシーズン♪が、妙にキュンときます。歌詞の内容や曲調は変われど「いいことも悪いことも、あなたが教えてくれたか〜ら〜♪」という部分は、麻丘めぐみにしか表現できない独特の甘さがあり、ファンには堪えられません!アイドルも日本も輝いていたあの頃の夕陽を見たいアナタ!本当のアイドル・麻丘めぐみに、もう一度会ってみませんか(o^∇^o)♪
★★★★★ 天使のようなアイドル歌手
このアルバムには彼女のデビュー曲「芽ばえ」以降のほとんどのシングル曲が納められています。
初めて彼女のヒット曲を知るには手頃なアルバムでしょう。さらに彼女を詳しく知るには4枚組Box盤やLPのCD復刻も出ていますので、そちらへと進むのが良いと思います。
ところで、一般の人には麻丘めぐみ=「わたしの彼は左きき」なんだろうなあ。
でも、彼女のファンならその曲の大ヒットと同じく、74年3月、あの日劇での転落事故のことも強烈に印象に残っているのではないでしょうか。
当時ファンだった私は、新聞記事の「麻丘めぐみ転落、大ケガ」に非常に動揺したものです。
そのせいかもしれないけれど、「左きき」よりも、事故後のナンバー「悲しみのシーズン」や「水色のページ」「恋のあやとり」などの後期のナンバーが本当に好きでした。
また、彼女は身近にいるようなお嬢さん的アイドルとか呼ばれたりもしたけど、私にとってはとても遠くにいる天使のような人でしたね。
アイドル時代の浅田美代子の著書によれば、当時の彼女は「人から意地悪やいたずらをされても、ひたすらに耐える子」であったといいます。わかるなぁ・・・なんとなくだけど。
★★★★★ 70年代アイドルの典型、そして上質のポップス
1972年6月のデビュー曲「芽生え」に始まり、77年10月発売の「ねえ」まで、ヒット曲満載のベスト盤。デビュー曲は勿論、左利きの話題を作る社会現象を招いた、ビッグヒットの「わたしの彼は左きき」、「女の子なんだもん」「アルプスの少女」など、筒美京平を中心としたスタッフが麻丘めぐみというアイドルを表現者としてアイドルポップスを確立したものであり、現在も色あせていない。後半では、ライターが変わっていくが、それはアイドルが時代の流れの中で常に時代をつかみ、時代の最先端を最先端を走っていくことの困難さを示しているように思える。とはいうものの、このアルバムは理屈抜きに楽しめるきわめて上質のポップアルバムであることにまちがいがない。
